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デュラリー5

2010年05月01日 22:43

61. 怯える



暗闇の中、手を伸ばす。
君は身を硬くする。

こんなつもりではなかった。

徐々に俺との距離が詰まる。
彼女の背が壁にぶつかり、怯えたように俺を見た。






俺の手が、彼女の髪の一房を軽くつかむ。
そのやわらかい金色の髪は窓から差し込む青い月の光に煌めき、俺の暗い情欲を掻き立てる。

デュラン、と彼女の唇が動くのを見た。

自分の手がまるで他人の物のように動くのが見えた。
震えている。
リースは息を飲んだ。

これから自分がしようとしていることに、俺は怯えた。


やわらかいとは言えない古いベットに二人分の体重が乗り、きしんだ音を立てる。
抵抗する彼女の両手を片手で封じ、あらわになった乳房をもう片方の手で包んだ。
リースが小さな悲鳴を上げる。
成長途中の胸は小さくて、硬かった。
抵抗する彼女の足は俺の脚に挟まれ身動きできない。

不思議なほど彼女の抵抗は小さかった。

もっと、抵抗しろよ。
抵抗してくれよ。
俺を殺してもいいから。

父親をこの手で、殺してしまった。
最期まで、わからなかった。

その怒りを、リースに向けてしまった。

彼女の紅潮した頬に、水滴が落ちる。
リースの瞳が大きく見開かれ、身体は動きを止めた。
俺は驚いてリースの手を離した。
彼女の手はベットに力なく落ち、そのまま動かなかった。

俺はリースの頬に落ちた涙を見つめた。
自分が泣くなんて思わなかった。
弱い自分が、いる。
俺はぎゅっと、瞳を閉じた。


頬に暖かい感触を感じ目を開けると、俺の目をまっすぐに見つめるリースがいた。
暖かい指で俺の涙をぬぐっていた。

もう彼女の体は自由で、すぐ俺から逃げられるのに。
リースは俺の頭をなで、大丈夫よ、とつぶやいた。
そして、抱きしめられた。

暖かい彼女の身体に支えられながら、俺は泣いた。

「怖かったんだ」

リースは、頷いて俺の背をなでる。

その時、部屋の扉が開いた。


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2004/10/12


こんなときに書きました。
ほんとはお題にそってストーリー考えていたみたい。




  はじめにお読みください。
  
  こちらのサイトはFF5・聖剣3・彩雲国物語の二次創作小説サイトです。
  カップリングはバツレナ・デュラリー・燕秀がメインです。
  (それ以外はあんまりありません)
  かわいいくらいのエロあります。閲覧は自己責任でお願いします。
  
  上記ゲーム等の版権元様とは一切関係ありません。
  

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