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燕秀8

2011年01月27日 23:02

一番近くの他人に徹しようと思っていた。


いつからそう思ってそばにいたのかはわからない。
それくらい人に恵まれていた姫。
愛情も友情も。




それならば他人として、姿が見える位の位置にいたほうが楽だと、暴れる心を押し込めた。
姫は寂しい男心を掴むのが上手だ。
それに気付かないこともまた魅力なのだろう。


(まぁ、俺もその中の一人なんだけどな)


思いもしない事から俺の気持ちを悟られ、避けられ、仲直りし、意識され、ようやく普通っぽく今までみたいな関係に戻ったつもりだったのに。
この状況は一体どういうことか。
その姫が、もじもじと告白めいたことを言ったり、感情があふれるままに言葉をしゃべり、頬染めて顔を伏せる。
たまらなくかわいらしいその姿をもうちょっと見てみたいと思ったり。


「燕青、ひどい」
「え?」

姫の瞳が潤んできたとき、ようやく我に返った。
俺、魂抜けてた。

「私、すごく一生懸命なのに。そんな余裕な態度でいられたら、私、どうすればいいのぅ・・?」
「えっ。ごめん、ちょっと抜けてた」
「そりゃ、半分勢いで言っちゃったけど、その態度、ひどい!」

本格的に怒りそうな姫を見て、俺は笑ってしまった。それを見て姫はぽかんと口を開き、プィ、と横を向いた。

「イヤ。もういい。今の全部嘘。忘れて!」
そのまま立ち去ってしまいそうだった姫を慌てて抱きとめる。姫の体は緊張で火照っていた。
「うそ。ごめん!まじごめん!だって姫さんにそんなこと言われるなんて思ってもみなかったから」
俺は姫を離し、まだ機嫌悪そうに目を合わせない姫の顎をすくい、視線を合わせる。


「夢みたいだ」


大きく目を見開いた姫の頬が染まる。
俺も照れくさくてかっこよく微笑んだつもりが、えらくぎこちない笑みだったと後日姫に言われた。

「俺、持参金とか無いけど、いい?しかも借金もあるんだけど。」
「ばかね!燕青が稼ぐのよ!」
「やっぱり?」

姫さんダイスキー!とそのまま押し倒そうとしたけど、それはまだ早かったみたいで思いっきり殴られた。
しくしく頭をさすっていたら、さすがに気が咎めたのか、近寄ってきたから。

ちゅっ


唇に。
姫さんて結構無防備だよな。


真っ赤になった姫さんを見て今日はこれ位で終わりにしておこうと思った。





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こうして燕秀6に続きます。
↑順番逆。


これから大人の世界に・・




大好物!!!







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      はじめにお読みください。
      
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      カップリングはバツレナ・デュラリー・燕秀がメインです。
      (それ以外はあんまりありません)
      かわいいくらいのエロあります。閲覧は自己責任でお願いします。
      
      上記ゲーム等の版権元様とは一切関係ありません。
      

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